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短期間でたくさんの世界遺産を訪れたい、という世界遺産好きの方はいらっしゃいますか?
北京とソウルをおすすめします。

かつて私は北京に住んでいました。
北京には複数の世界遺産が点在していて、いずれも有名な観光地なので、よく訪問したものです。
近郊に足を伸ばせば「万里の長城」もあります。
いわば世界遺産に囲まれた都市で生活していたのです。

似たような都市にソウルがあります。
ソウルも朝鮮王朝以来の首都で(当時の名前は漢城)、王朝関連の世界遺産が多くあります。

つまりこの二つの都市は、「短期間で多くの世界遺産を回りたい」という方におすすめの都市なのです。

北京の世界遺産(近郊含む)

・万里の長城
・故宮(紫禁城)
・天壇
・頤和園
・明十三陵
・周口店の北京原人遺跡
・京杭大運河の一部
・北京中軸線

いくつかに共通するのは、明・清時代に首都として栄えた歴史です。
皇帝ゆかりの建造物など、当時の権力と文化の集積が世界遺産になっています。

日本から友人が来るたびに故宮を案内したものです。
ところが、周口店は「そのうち行こう」と後回しにして、結局一度も行かないまま帰国してしまいました。

周口店は北京原人が発掘されたところです。
同じく原人つながりでいうと、私はインドネシアのジャワ島まで行って、ジャワ原人の化石が出土した世界遺産「サンギラン初期人類遺跡」を訪問したことがあります。
はるばるインドネシアの地方都市には行ったのに近場には行かなかったなんて、「近くにいると行かないあるある」ですね。

北京・故宮
北京・故宮。日本から友人が来るたびに案内した定番スポット
南漢山城
韓国・南漢山城。日が暮れた山道を歩くなんてやっちゃいけません。でもきれいな景色でした
ソウルの世界遺産(近郊含む)

・昌徳宮
・宗廟
・水原華城
・朝鮮王陵
・南漢山城

共通するのは、朝鮮王朝時代(14世紀〜20世紀初頭)の遺跡・建造物です。

南漢山城(ナムハンサンソン)には強烈な思い出があります。
ソウル郊外の山の上に築かれた城郭で、朝鮮王朝が清軍の侵攻を逃れて籠城した歴史の舞台です。

この南漢山城、実はかなり無茶な訪問でした。
東京からスリランカへ向かう途中、仁川空港でトランジットしたときに、半日の乗り継ぎ時間を使って行ったのです。
空港からは2時間以上かかりますし、山城なのでけっこうな山道を歩きます。
案内板もほとんどなく、道に迷っているうちにどんどん日が暮れていく。
遭難するんじゃないかと半泣きになりながら、たまたま通りかかった方についていって、なんとか出口にたどり着きました。
ギリギリ飛行機に乗れたからよかったものの、もし乗り遅れていたらスリランカに行けなくなるところでした(飛行機よりも遭難を心配するべきですね^^;)。

ところで北京もソウルも、風水に基づいて設計された都市です。
ソウルは中国の都にならって造られています。
世界遺産を巡りながら、それぞれの建物がどの方角に、どんな地形の中に置かれているかを意識してみると、また違った楽しみ方ができるかもしれません。

山城への無謀な訪問さえしなければ(北京近郊の万里の長城しかり)、おすすめの都市ですよ!

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