Story
世界の多様性を伝えたい
地図を手に、次の目的地を考える
旅を重ねるほど、世界はより面白くなった。
生来の旅好きで、30代の中国駐在をきっかけに世界放浪へと本格的に踏み出した。バックパック一つで訪れた遺跡、市場、路地裏——「なぜここにこの文化が生まれたのか」という問いが、旅の軸になっていった。
帰国後、文部科学省勤務を経て世界遺産アカデミーの研究員として9年間専門知識を深め、NHK出演・大学講義・書籍監修へとフィールドを広げた。訪れた国は60を超え、世界遺産は200カ所以上。
旅が好きなのは、その土地の風土を肌で感じられるから。訪れるたびに世界の奥深さと多様性に驚かされる。その「世界はすごい、面白い」という感覚を、伝えていきたい。
30代
中国駐在・世界放浪。旅が人生の軸になる
40代
世界遺産アカデミー研究員・メディアで解説
50代
フリーランス独立。トークイベント・旅相談・メディア活動
いまかいまかと日の出を待ち続けた。やがて背後から光が差し込み、水面に映る塔の姿が浮かび上がった時、言葉を失った。
うねる山道をバスで登り、入場門をくぐる。霧の向こうに現れたのは、500年の時を超えてそびえる天空の城だった。
夕暮れ時、城壁の上をひとり歩いた。家々には内戦の傷跡が残る。それでもこの街は、誇り高い自治の歴史を今も静かに守っていた。